2009年9月22日火曜日

SSD環境のOS設定(WindowsXPの設定)

SSDは高速なストレージだが、デメリットに書換え回数の上限値(1万回~10万回)などのデメリットがあるため、RAMディスク、HDDと併用で使用した方が良いと考える。(SSD/RAMディスクのメリット・デメリット
加えて、SSDのデメリットを低減するために、OSの設定を行った方が良いと思う。
SSD、RAMディスクと併用使用時の自分が行ったOS(WindowsXP SP3)の設定を記す。

  1. ページングファイル(仮想メモリ)の設定変更
    ページングファイルは、書換えが多いため、SSD以外のドライブへ移動する。
    または、メモリ容量(最低でも2GB以上)によっては、"ページングファイルなし"に設定する。
    【設定】
    [コントロールパネル]→[システム]→[詳細設定]→[パフォーマンス]→[詳細設定]→[仮想メモリ]

  2. 一時フォルダ(TEMP)の移動
    OSやアプリケーションが利用する一時フォルダ。書換えが多いため、RAMディスクやHDDへ移動を行う。
    【設定】"Tempフォルダの場所を変更する(@IT)"
    http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/389extprec/extprec.html

  3. "マイドキュメント"、"デスクトップ”フォルダの移動
    ユーザデータの書換えが多い"マイドキュメント"、"デスクトップ"フォルダをHDDへ移動を行う。
    【設定】"[マイ ドキュメント]フォルダの場所を移動する(@IT)"
    http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/932mydocmove/mydocmove.html
     
    【設定】"デスクトップ"フォルダの移動
    レジストリの変更(regedit.exe)
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\User Shell Folders
    の「Desktop」を移動先のフォルダへ変更
  1. 自動デフラグ設定の停止
     SSDはディスクを持たないため、デフラグする必要がない。また、デフラグは書換えが多く寿命を短くするだけなので、停止する。
     
    【設定】アイドル時の自動デフラグを停止
    レジストリの変更(regedit.exe)
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\OptimalLayout
    の DWORD値「EnableAutoLayout」(なければ、新規に作成)の値を「0」に設定する。
    (レジスト記述例)
    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\OptimalLayout]
    "EnableAutoLayout"=dword:00000000

    【設定】システム起動時の自動デフラグの停止
    レジストリの変更(regedit.exe)
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Dfrg\BootOptimizeFunction
    の「Enalbe」を「N」に設定する。
    (レジストリファイル記述例)
    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Dfrg\BootOptimizeFunction]
    "Enable"="N"

  2. アクセス日時の非更新設定
    ファイルや、フォルダへの最終アクセス日時を更新しないように設定する。
    【設定】
    レジストリの変更(regedit.exe)
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem
    の"NtfsDisableLastAccessUpdate"を"dword:1"(更新を行なわない) に設定
    #NtfsDisableLastAccessUpdate=dword:0(初期値:更新を行なう)

  3. 「ディスクの書込みキャッシュを有効にする」のチェックをはずす。
    【設定】
    [コントロールパネル]→[システム]→[ハードウェア]→[デバイスマネージャー]→[ディスクドライブ]→"SSDのデバイスを選択"→[ポリシー]

※その他の設定
 ・休止状態の無効化⇒⇒電源オプションから設定
 ・システムの復元の無効化⇒⇒システムのプロパティから設定
 ・"窓の手"等により、"カーネルを常に物理メモリに配置"するよう設定
 ・ブラウザのキャッシュをRAMディスク等へ移動する。

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